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黒潮社 月刊タイル2001-6-No.467掲載

内装積算システム導入実例−株式会社ちの様

 「以下の作業が短時間で正確にできるソフトがどこかにないか探索していました。
  1)割付図ができること。
  2)図面の縮尺補正が正確に、確実に行えること。
  3)図測が正確で、その操作が簡単であること。
同業者の組合では、A社の物を組合として取り入れましたが、我が社では導入を見送りました。理由は図測こそできますが、上記3項目のクリアーができないためでした。ソフトメーカー各社を調べてみましたが、なかなか適当なものがありませんでした。そんな時、床材メーカーのロンシール工業株式会社の技術部長さんの助言により、株式会社原田工業の積算システムと出会いました」とソフト探しの苦労を語る千野英雄取結役社長。そして、使用後の感想を語る。

 「操作がボタンをクリックするだけと簡単で、誰でも馴染みやすい点が大きい。平面図を読み取り部屋ごとの床面積を計算、壁面積は床の辺長ををコピー、璧高(H)をかけて、開口面積を除いて計算される。天井の面積は床データをコピー、計算できる。幅木も、床の辺長データから出入口幅(W)を除いて計算できる。そして、簡単に図面が補正できるので、使い勝手がいい」。

 「床はどんな形でも、ボタンを押して読み取っていくだけで面積が計算される。拾った床の形と辺長が表示されるので、拾い落としをチェックできる。拾った床には寸法も入力でき使いやすい。しかも面積計算と合わせて、材料の必要数量とロスが割り出せる。図面の伸縮補正機能があり、FAXで送られてきた図面も、任意に縮小、拡大して拾うことでできる。合計表は小計・中計・合計の3種類で拾った床の形と、寸法が印刷できる」とその威力を語る。


複雑多様な床施工で活躍

 「最近、アウトレットの店舗の現場を施工するケースにあたり、このシステムの威力を十二分に発揮することとなった。八王子の南大沢の『ラ・フィット・多摩』や、横浜ペイサイドマリーナのキッズアウトレットは、周知の通り、ワンフロアに10数店舗が密集、しかも一店舗ごとの床の形が不規則。このシステムを活用することで、どこの床も簡単に材料の必要数量とロス率を簡単に知ることができ便利だった。軽天軽間集計もでき、軽天材料別楷・タイプ集計、軽間材料別楷・タイプ集計も印刷できる。読み取った床や天井の割付図も作成でき、現場での施工にも役立てられる」と現場実例をあげながら、システムの活用を勧める。

 一方では、不足な点もあげる。「例えば、大型マンションの図測の場合、数量の集計は、
  1)部屋別(居間・和室洗面等)、
  2)
材料別(仕様材料別)の2通りの集計しかできない。
マンションでは各住戸をタイプ別に管理する(たとえば『Aタイプ・Bタイプ』というように)集計ができないのが不便です。この点がクリアできれば、もっと使いやすくなり、効率が上がると思います」。

 「このシステムはあくまでも道具。効率アップを図れるが、工事会社としての基本は技術力。これを磨くことが第1で、業務の効率化により、その分、余裕ができた時間と労力を技術力アップに向けられることが一番だ。近年は材料、接着剤と環境に配慮した製品に慣れ親しみ、それに付随した施工方法を開発していくことが差別化になる」と工事会社としての積算システムとの付き合い方も強調していた。






横浜ベイサイドマリーナの複雑な床形状も簡単に読み取る。
(左−その図面)(右−完成写真)









 ベイサイドマリーナ内の各店舗の床の形も簡単に拾う